■ファイトレメディエーションは欧米で生まれた新しい環境ビジネスのひとつです。
植物の特性を利用して、植物に特定の有害物質を吸収してもらい、環境浄化をはかるシステム
の一つです。アメリカのエデンスペース社等が活動を始めています。
放射性物質の汚染地域での活動が注目を集めています。システムの内容は、
１．汚染された地域と汚染物質の特定をする。
２．汚染地域内での汚染物質を吸収する植物を現地で育成する。
３．育成された植物を刈り取り、高温焼却する。
４．汚染度が低下しているかを確認し、再検討する。
というのが１サイクルで安全性が確認されるまで継続されます。
ファイトレメディエーションのメリットは、他の対策よりもコストが抑えられることと、住民の
理解が比較的得安いことなどが上げられ、各国で進めらそうです。
育成される植物としては、放射性物質を吸収し、体内に蓄積されることが出来るヒマワリ（根が
セシウムを、花がストロンチュームを吸収。）や、農薬に対してのポプラ、鉛に対しての芝、
砒素（殺虫剤）に対してのシダ、PCBに対してのベラドンナがあり、活用されています。
東海村、敦賀原発、柏崎原発、六ヶ所村・・・活用した方がいいところは日本中にごろごろして
いるようにも思われますが、その近隣でヒマワリの群生を見てしまったら複雑な気持ちになり
ますね。ポプラがいたるところに植えられているゴルフ場は「優良ゴルフ場」ってことで
しょうか？
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