住み手の皆様に認識してほしい事・・・一級建築士事務所 蒔田英彦建築事務所

 自然素材を使用した住宅を欲している人の認識はまだまだ十分ではなく、住むにあたっても心
掛けていただかなければいけないことが多々あります。打ち合わせの早い段階でお願いとい
うか、認識して欲しい事柄を説明してご理解していただいています。

■「床板や壁紙、柱や壁のスキマが1〜2mm空いている。」「床板や壁紙、柱、壁に少し色が違
うところがある。」等、単一な工業製品ではない自然素材の施工状況に対して、生活にさほど支
障がない問題で、「施工が悪い!」と騒ぎ立てるような意識を変えてください。住み手の意識改
革が住宅を健康的でやすらぎのある住空間にしていくための第一歩となります。

■住宅に使用される自然素材の経年変化による短所を認識してください。
*床・壁・天井・柱・梁等に使われる無垢の木材は経年変化により、変色したり、多少反ったり、
割れたり、スキマが空いたりします。
*珪藻土・漆喰・土壁などの塗り壁は経年変化により、表面にひび割れが生じます。
*安全な紙や布の壁紙(自然クロス)は経年変化により角や継ぎ目がはがれます。

■自然素材は手入れ次第で耐久度が異なってきますので十分に手入れを心掛けてください。
自然素材用のワックス・塗料等の購入についてはお気軽にご相談ください。

■アレルギー疾患は室内の空気の問題(住宅というハード面)だけでなく、免疫、自律神経、各種
ホルモン、そして水、大気、食べ物、食品添加物、残留農薬、ストレスなどが絡み合って起きるも
のであり、症状の改善にはそうした要素を総合的に考えた生活を行って下さい。

■生活空間には電磁波が氾濫していることを認識してください。被爆量のによっては有害になる
こともあります。各種家庭電気製品、高圧線等色々な発生源があります。


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