そこうしているうちに、加震５分前のｱﾅｳﾝｽがあり、同時に撮影は禁止です。とのｱﾅｳﾝｽも。
しかし、このアナウンスと同時に人が集まりだしてきた「VIP席」ではフラッシュのオンパレード状態。
油圧機のエンジン音とVIP席のフラッシュが飛び交う中、ｶｳﾝﾄﾀﾞｳﾝは２分前、１分前・・・２０秒前、
５・４・３・２・１、加震！のコール。10秒、20秒、30秒と時間が経過したが、動く気配無。
「しばらくお待ち下さい。・・・コントロールの一部が不能に陥りまして、確認を致しますので、・・・
10分後に再度、加震を行います。」ってことに。「VIP席のじい様のﾌﾗｯｼｭが原因じゃないやろなあ。」
「本日はｼｽﾃﾑ不良で中止とし、後日行います。なんてことにはならへんやろなあ。」「加震できない
原因がわかればええけどなあ～。」って言葉が廻りから聞こえてくる。冗談じゃなぞ！こっちは１日
がかりなんだから、勘弁してくれよお・・・。一応、ハガキには都合により中止になることもあります。
ってことも書いてはあったけど・・・。そうこうしているうちに、「バッテリーの交換に入りますので
しばらくお待ち下さい。」って「そんなことかよ！大丈夫かよ！」って声が廻りから聞こえてくる。
なかなかのﾊﾌﾟﾆﾝｸﾞだ！さて建築士会の重鎮は席替えをしに、どこか行っちゃったなあ。コメントを
聞いてるだけで、勉強になったのに。しかし、ﾋﾞﾃﾞｵの隠し撮りは結構みんなやってるなあ。ﾋﾞﾃﾞｵを
持ってこればよかったあ。デジカメの動画じゃあ、電池もたないしなあ。それにしても、疲れるなあ。
手摺に寄りかかってはいるけど、13:30からもう2時間近くになるもんなあ～。
そういえば、「帰りの混雑は、大変だぞお！」って重鎮言ってたなあ。少し気分が滅入ってくる。
おっとおお。「3分前です!」の声。VIPのじっちゃん達が集まりだしたぞお。フラッシュたくなよ！
カウントダウン。５・４・３・２・１・加震開始！12秒後、動き出したあ。4秒後、最大震動！キタアー！
見学席も結構揺れるんだあ。C棟のﾀﾞﾒｰｼﾞは大きい。D棟はそれほどでもないぞお。若干見た目で、
C棟の方が振幅が大きいいぞ！C棟の四隅の引き抜きに建物がこらえきれない。浴室のCB壁は
崩壊する寸前だ。玄関側は見えないけど、戸は開けられない状態じゃないかなあ。全体的に西
（移設前）に傾いているのが遠目でも解る。東面の胴差下にラインが入っているように見える。
しかし、何とか潰れずにいるのは、耐震補強はしていないけど、新しく建直したので、老朽度が０
だからだろう。この状態なら、家具等の下敷きになっていなかったら住んでいる人達は逃げ出せる！
しかし同程度か８０％震動では確実に崩壊するだろう。しかし、屋根を望遠で見たけど瓦のずれは
なく、棟瓦も大丈夫のようだ。２階も外壁に亀裂が入っているが概ね大丈夫なようだ。
次項につづく。
・・・・・加震前状況・・・・・・・・・・加震後状況・・・・・・・・・C棟加震後状況・・・・・・・D棟加震後状況・・・・
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