◆主な融資の種類を紹介しておきます。
■フラット３５
民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して生まれた最長３５年の全期間固定金利型で、借入時
に金利が固定されるため、完済までの計画が立て安いです。融資の上限は年収に問わず８０
％、人と住宅の一定条件を満たせば、原則誰でも融資が受けられます。ローン保証料や繰上
げ返済手数料は不要です。新築住宅の融資しか行っていません。
■民間融資
銀行や信用金庫ではお得な金利優遇商品をメインにしています。但し適用条件として、勤務
年数、給与振込みの利用などが挙げらており確認は必要です。又、金利優遇期間が短期なも
のも多いので、その後のことを考慮しなければいけません。ガンなどの疾病保険付ローンや
女性でも借り易くしたローンなどの多彩な商品が出てきています。
■財形融資
財形貯蓄制度のある企業の社員が使用できる制度です。給与天引きで財形貯蓄を１年以上続
け、残高が５０万円以上あれば利用出来ます。融資限度額は財形貯蓄残高の１０倍で、最高
４０００万円の大型融資が実現できます。金利は低く、５年ごとに見直される変動金利型を
採用しています。
■住宅ローンを利用するに当たり、知っておきたいこと。
○住宅ローンを選択する際は情報収集が大切です。普段から新聞などで金利の動向や住宅
ローンの新商品などのチェックは怠らないようにしましょう。又、金融機関のＨＰもしっかり
活用し、適用金利、利用条件、返済プランシュミレーションと検討材料を収集しましょう。
○年間の返済額が年収の何％になるかチェックしてみて下さい。現在の生活レベルを維持し
ながら余暇も楽しみたい人は、年収の２０％くらいに抑えておくといいでしょう。
○返済は、毎月払いの他にボーナス時の増額返済を併用できますが、あまりボーナス返済に
比重を置かないほうが家計のためには得策です。ボーナスは半年間の赤字を埋めたり、大
きな買物をする時に頼りになる存在です。支給額は景気に左右される場合もあるので、出
来る限り月々の返済を優先したほうがいいでしょう。
○金利優遇商品を使用する際は、給与振込みなどの諸条件が附帯する場合があります。
○ローン保証料や繰上げ返済手数料の有無も金融機関により異なります。
○金利の確定時期が申込み時期なのか、融資実行時期なのかの確認も必要です。
○返済のしやすさも重要です。ＡＴＭ、支店の近さも確認必要です。使い勝手を大きく左右
します。
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