中古住宅物件は案外怖いですね。不動産会社の営業の人の中には建物の性能を正確に判断
すること、説明することが無理な人も多くいます。依頼者ご夫婦に同行して、桑名市内の
鉄骨造2階建の中古住宅を見に行った時のこと、内装材等はメーカー物で当時相当お金がか
けてあり、キッチンも数百万円もするものでしたが、階段は取付け方がおかしく、踊場までは、
急傾斜の階段、踊場からは鉄骨の梁が出てきていて、有効巾が75cmを大幅に切る階段で、
尚且つ、床下を覗いてみると、断熱材は入っていないは、布基礎部分は外の光が見えている
ブロック造になっている状態で、色々な部分でおかしなところが出てきて、後ろで見ている
不動産会社の営業は熱心にメモをとる始末で・・・。しかし、次のお客さんには売れてしまっ
たようです。摩訶不思議なものです。内外装の見た目だけで判断されるのですね。
経験上不動産会社の営業が説明しないことは断層のこと、地盤面のこと、遺跡の有無です。
これは蓄積された資料をもとにすれば簡単にわかることなのですが・・・・。
中古住宅では、増改築工事されている物件が多いです。但し、よかれと思って（思わされて）
工事されたものの中に、性能が逆に落ちてしまっている部分を目視調査で見つけてしまうことが
多々あります。増改築の確認申請があるから大丈夫とは限りません。よっぽどなことがない
かぎり構造的チェックはされていませんし、工事監理（法的義務があるのですが）もされて
いません。
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きっとお役にたてると思います。
■中古住宅調査依頼に際して■
■中古住宅目視調査で解かってしまうこと■
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